ブリヂストンタイヤサービス東日本/西日本株式会社

仕事を知る

ソリューション活用事例 02

あらゆる課題に対応する万能薬
車に興味は持っていなかったが、ブリヂストンのブランドに魅力を感じて入社。野球部出身なので、内勤よりも外に出て身体を使う仕事をしたかったこともブリヂストンタイヤサービスを志望した理由だという。3年間サービス職を経験した後で2015年からセールス職担当になったが、ピットで作業するのが好きだったので、しばらくはサービス職と兼務していた。
2018年にTPP(トータルパッケージプラン)を提案するパフォーマンスにより、全国セールスマンコンテストで優勝。自身の営業スタイルに自信を持ったことから、積極的にTPPを提案して、世のなかに広めていくことを目的にしている。

タイヤの管理コストをサブスクで平準化
TPPをひと言で表すなら、タイヤに関わるメンテナンスのサブスクリプションサービスです。点検や修理に関わる費用を毎月一定額にすることでお客様の予算管理の手間を省き、冬場のスタッドレスタイヤへの交換時など冬や春先に急増するコストを平準化できるというメリットがあります。急なパンク修理などトラブルへの対応もパッケージに含まれるため、お客様は安心してタイヤの管理業務を私たちに委託できます。
たとえば、タイヤの空気圧は自然に減っていきますが、補充しなければ燃費が低下したり、タイヤの寿命を縮めたりするかもしれません。お客様の多くはタイヤの調子が悪くなってから修理を求めて来店されます。もっと早くローテーションして前と後のタイヤを入れ替えていれば、あと半年は問題なく走れたはずなのにと、セールス職担当として悔しい思いをすることがよくあります。もしTPPを契約していただければ、定期的にメンテナンスを行うことにより走行時の安全はもちろん、タイヤの管理コストを削減する効果も期待できます。

リトレッドタイヤでさらなる価値を提供
TPP導入によるコスト削減効果を高めるのに最適な方法は、リトレッドタイヤをセットにしてご提案することです。リトレッドタイヤは、溝が減って寿命が尽きたタイヤの表面を削って台タイヤとし、新しいゴムを貼り付けて再利用(リユース)するもので、従来の更生タイヤとは全く異なる安全・安心を提供します。台タイヤに使うのは、設計段階からリトレッドタイヤとして活用することを前提に生産されたブリヂストン製品に限定しています。安全性が不安だというお客様は、工場にお招きして製造工程と厳しい検査基準を確認し、納得したうえで導入していただいています。TPPにおけるリトレッドタイヤの活用は、優れた経済性でコストを削減するだけではありません。資源を有効活用しCO2排出量を抑えて持続可能な社会に貢献できることも大きなメリットです。
今はまだ環境問題に関心を持つお客様は多くありません。しかし、社会全体のSDGsへの意識が高まっているため、今後は荷主さんからの要請が強まり、それに応えていくことが必要になると思います。

ソリューションの浸透は私たち自身も変革する
TPPはお客様がタイヤの管理や予算組みに要していた手間を省力化して、労働時間を短縮して働き方改革の推進にも効果を発揮します。私たちが提供している製品やサービスと組み合わせて導入すれば、お客様が悩んでいる様々な課題を解決できる。まさしく万能薬といえるでしょう。
自社でタイヤを保管していたお客様から、スペースが無駄になるし管理に手が回らなくてトラブルが増えているというご相談を受けた時には、TPPとタイヤクロークという倉庫サービスをご提案しました。25台分のTPP契約をいただいた上に、それまで20~30%だった当社のシェアが80%に増えたのです。それ以来3年間にわたって、トラブルは一切発生していないため、お客様はとても喜んでくださいました。
TPPのような革新的なソリューションが生まれ、お客様に浸透していくことで私たち自身の働き方も変わってきました。販売量を追求するモノ売りから、最先端の製品と技術、サービスでお客様のニーズにお応えする。それはとてもやりがいのある仕事です。

お客様の声01
TPPの契約前はタイヤの管理が不十分で破裂などのトラブルが多発していた。契約後は3カ月に1度店舗でメンテナンスを受けるスケジュールを組んでもらい、タイヤに関するトラブルを減らすことができた。
お客様の声02
リトレッドタイヤの提案を受けたが、昔の更生タイヤのイメージが強くて断ったところ、工場見学を勧められた。製造工程や検査を実際に確認して、信頼できる品質だと判断して導入。コストを削減できて満足している。