ブリヂストンタイヤサービス東日本/西日本株式会社

仕事を知る

ソリューション活用事例 01

空気圧の管理で経費削減と環境負荷に対応
入社してすぐに配属された店舗が合併したことから、半年だけサービス職を経験してセールス職を担当することになったという、ややイレギュラーな経歴の持ち主。個人的な都合により退縮した後に復職し、改めてサービス職を担当したことで新しいスキルが身に付き、お客様と話をする引き出しが増えた。
業務のデジタル化やソリューションへのシフトが進むなかで、2022年に全国セールスマンコンテストで優勝。お客様の課題を解決するためにブリヂストンタイヤサービスが提供できることは何かを考え、提案の価値を最大限にするための挑戦を続けている。

センサーの計測データをお客様と共有
近年、横幅が広い扁平タイヤを装着する車が増えています。見た目のカッコよさに加えて、コーナリングやブレーキングの性能が向上するというメリットがその理由でしょう。しかし、扁平タイヤには空気圧の低下やパンクといったタイヤのトラブルが目視でわかりにくいというデメリットがあります。扁平タイヤに限らず、一般のタイヤでも点検して空気圧を測定しなければ、内部の状態を正確に把握することはできません。タイヤの空気圧が50%に低下しても、外観にほとんど変化がないからです。
「タイヤの空気圧の変化を早期に検知してトラブルを防ぎたたいが、点検に手間はかけられない」というニーズにお応えして、私たちが提供しているソリューションがtirematics®です。
tirematics®は、タイヤ内部にセンサーを装着して、空気圧の変化を毎日確認し、そのデータをクラウドサーバーにアップしてお客様と共有するデジタルソリューションツールです。

異常を検知して
パンク修理の時間ロスを防ぐ
空気圧が低下するだけで、タイヤの摩耗が早まり、燃費の悪化を招きます。燃料費が高騰するなか、たとえ1パーセントの燃費の差でも、年単位で試算すれば大きな負担になってしまう。コスト削減と環境負荷の低減を両立できるソリューションとして、お客様にtirematics®をご提案しています。
先日、tirematics®260個の大型受注をいただいたのは、産廃業を営まれているお客様でした。廃棄物が落ちている道を走ることがあるため、車庫に戻って朝になると、トラックのタイヤがパンクしてペシャンコになっていることが頻繁に起きていました。修理が終わるまでトラックを稼働できないことから、業務に支障をきたしていたのです。タイヤ内の空気圧の異常を検知できれば、こうしたトラブルを防げます。tirematics®導入以降は、車夜間にタイヤのパンクがわかれば、朝早く出張修理にうかがって予定通りトラックを運行できるようになりました。最初は費用面で難色を示していたお客様でしたが、様々なメリットをデータを用いて説明し、最終的に納得していただけた時には本当にうれしかったですね。

モノ売りからソリューションへの転換期
tirematics®をはじめとして新しいデジタルツールやサービスが充実してきたことから、私たちがお客様に提案できるパッケージも増えました。製品の品質や技術力の高さは、どこにも負けないと自負していますが、ソリューション領域でも業界をリードしていることも誇らしく思っています。
私たちは、tirematics®など最先端のデジタルソリューションツールと全国を網羅するサービスネットワークによるリアルな強みを融合することで、お客様の経営課題を解決するだけでなく、環境負荷の低減にも貢献しています。私たちが掲げてきた「最高の品質で社会に貢献」という理念は変わりません。ただタイヤを売るだけでなく、継続してお客様に価値を提供するソリューションの受注へと、事業そのものが転換期を迎えているのです。それは私たち自身の成長を促す大きな変化であり、トップブランドとして新たなフィールドに挑戦できることに、やりがいや喜びを感じています。

お客様の声01
タイヤの点検や修理の手間が減ったうえに、急なパンクなどのトラブルが激減した。
お客様の声02
空気圧が急激に減った時など緊急時には、リアルタイムでドライバーと会社の双方にメールでアラートが届くので、すぐに判断して対処できる。センサーが監視してくれるおかげで、安全な運行が可能になった。